初 日 大阪在住の2世の女性より電話にてご自身の韓国籍取得のための戸籍整理の依頼を受ける。伺ったところ、ご両親の戸籍謄本を見たこともないとのこと。取り寄せるために必要な事項を知らせていただくようお伝えする。
5日目 依頼者より戸籍謄本取り寄せに必要な事項をファクスにて知らせていただく。 さっそく、父方の本籍地の面事務所と母方の本籍地の面事務所に戸籍謄本取り寄せの手続きをする。
20日目〜23日目 2箇所の面事務所より依頼者のご両親の戸籍が存在しない、との回答が来る。これはとても稀なことなのですが依頼者及びご両親の外国人登録上の本籍地が正確に記載されていないことが原因であると思われる。
伺ったところ、
1.お父様は既に他界された。お母様は健在だが戸籍整理をする意思がない。よって「就籍許可申請」をして1人だけの戸籍を作ることにする。
2.お名前を確認したところ「朴錆美」(仮名)とのこと。ところが「錆」の字が韓国の人名用漢字に含まれない漢字なので当方より候補(青、清、晴)を提示して選んでもらうようにする。
さっそく、依頼者宛に「就籍許可申請」の申請用紙と説明書をお送りする。
36日目 依頼者より署名・捺印がされた申請用紙と各種証明書類が到着。名前は「朴清美」(仮名)にするとのこと。
さっそく外国人登録上の本籍を管轄する家庭法院(家庭裁判所)に「就籍許可申請」の手続きをする。
同時に本籍地の面事務所に、「就籍許可申請」に対する許可が下り新たに戸籍が編製され次第その戸籍謄本を送付してくれるよう前もって手続きをする。
103日目 「就籍許可申請」に対する法院の許可が下り「朴清美」(仮名)と記載された戸籍謄本が到着。依頼完了。
所長雑感 この事例では、出来上がって来た戸籍謄本と翻訳文を持って区役所に出向き「戸籍優先のルール」に従って外国人登録上の名前を「朴錆美」から「朴清美」へと簡単に変更してもらいました。
韓国戸籍上で、名前はハングルと漢字で併記されますが、使用する漢字は【人名用漢字】から選ぶ必要があります。この範囲に属さない場合はハングルのみで戸籍に記載されます。なお、漢字とハングルが混ざった名前(姓は除く)は認められていません。
ここに韓国の【人名用漢字】(PDFファイル&ハングルファイル)を紹介しておきます。お子様の将来のために名前はぜひ韓国人名用漢字で付けてあげるのが良いと思います。
因みに日本でも人名用漢字が決められていますが外国人登録では自由です。
